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大量生産・大量消費・大量廃棄の社会は、天然資源の枯渇、廃棄物処理場の逼迫といった環境問題を引き起こします。TASAKIは、循環型社会の形成に向けて、有限である天然資源の採取を減らし、廃棄物の量を抑える取り組みを進めていきます。
TASAKIでは、真珠を取り出した後のあこや貝を有効活用する取り組みを進めています。
浜揚げ後、貝殻はボタン等の装飾品への加工を専門とする業者へ無償譲渡するか、もしくは養殖場でいかだ等の重しとして再利用されています。貝柱は食用となります。さらに、貝殻から作られる胡粉を絵具として使用した絵画をプロデュースするなど、新しい角度からサステナビリティへの取り組みを進め、真珠の魅力を紹介しています。
養殖場の資材は修理を施してできる限り長期間使用し、廃棄に回る量を最小限にしています。
また、店頭のディスプレイツールにはリサイクル可能な素材を積極的に使用しています。2020/2021年ホリデーシーズンの店頭ディスプレイツールは、回収・粉砕後、各地のガラス工場へ出荷し、道路舗装材料として再利用しました。また、2021/2022年ホリデーシーズンの店頭ディスプレイツールは、回収後、リサイクル処理施設にて、構内電力や水素生成のための燃料として再利用されました。
現代美術家の森勉氏による、胡粉を使用した「桜 cherryblossom」。2022年3月に銀座本店で開催のイベント“SAKURA inspired by Japonism”において披露。
©Ben Mori
編集方針
対象範囲
株式会社TASAKIを基本としていますが、グループ会社を含む場合は文中に明記しました。文中の「TASAKI」は株式会社TASAKIを指します。
対象期間
株式会社TASAKI 2022年度(2021年11月1日から2022年10月31日)を基本としていますが、定性情報は一部2021年度以前または2023年度の情報を含みます。2021年度以前または2023年度の情報に関してはその旨を文中に明記しました。
発行時期
発行日 2023年8月23日
参考にしたガイドラインなど
GRI / ISO26000
将来見通しに関する
注意事項/免責事項
本レポートに記載されている将来に関する記述は、TASAKIが本レポート発行までに入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成をTASAKIとして約束する趣旨のものではなく、様々な要因により大きく異なる可能性があります。